ネイチャリングルームにある遊具には、様々な学びの仕掛けがしてあります。
幼児教育では「環境を通じて育てる」という教育方法が一般に取り入れられていますが、
小学生が通っているネイチャリングルームでも同様の考え方を採用しています。
小学生に上がった子どもの最初の混乱ポイントは、授業の存在です。
幼稚園や保育園では、ごっこ遊びなど、保育者があらかじめ用意した環境を通じて
間接的に学びを促進されてきた子どもたち。
子どもたちは好きなことをやって、楽しみながら、知らず識らずのうちに、学んできました。
しかし、小学校に入ると机の上に決まった時間座って、授業を受けなければなりません。
好きなことをしながら育ってきた今までとはうって変わります。
そんな環境の激変を少しでも緩和する取り組みが、ネイチャリングルームの「環境を通じて育てる」という考え方です。
小学校で学ぶことをに関する様々な遊具を用意してあります。子どもたちは習い事の時間以外でも遊びながら学んでいます。
例えば、算数カルタ。
サイコロを2つ振って出た目の合計が、計算結果が同じになる計算式のカードをカルタのように取る遊び。
皆競って、計算を楽しんでいます。
子どもたちにとっては遊びですが、知らず識らずのうちに学びをしてしまうのです。
「環境を通じて育てる」というのは、「好きこそものの上手なれ」という考えを使って育てるということに他なりません。