「よく遊び、よく学ぶ」という言葉はよく耳にする言葉ですが、よく遊ぶ子は学力が高いのでしょうか?
この疑問について調べてみました。ただし、ここでいう遊びは、実体験が伴う遊びを遊びと呼ぶことにしたいと思います。逆に言えば、手先等しか使わない仮想の世界で遊ぶ遊び、いわゆるゲーム(テレビゲームや端末型ゲーム機)は含みません。
文部科学省中央教育審議会の平成24年度の答申によれば、自然の中で遊んだことや自然観察をしたことがある小学生の方が理科の平均正答率が高いことがわかりました。
また、独立行政法人国立青少年教育振興機構の平成22年度調査では、子どもの頃の体験と大人になってからの意欲・関心等との関係について、小・中学生時代の体験が豊富な大人ほど、意欲・関心や規範意識が高い人が多いという結果がでています。
「自然体験を例にとれば、自然と触れ合う中で直接的に学び、理科を中心に学力向上につながることがある。また、自然体験などの豊富な体験が子どもの意欲・関心を増長し、子どもが様々なことに取り組むことよって、間接的にも学力が向上することがある。」というように解釈できるのではないかと思います。
また「なぜ体験学習なの?パート1」で述べた通り、5感を駆使する体験が脳に良い影響を与えている結果かもしれません。
ネイチャリングルーム学童保育では、「よく遊ぶ子は学力が高い」ということを信じて、質の高い遊びができる環境を提供しています。